2017年08月

獲得形質の遺伝≒DNAの働き方を調節する仕組みの遺伝

マウスを用いた実験により、学習した危機察知能力が世代を超えて受け継がれることが確認された。
先天的に危機察知ができるわけではないが、危機察知回路が発動し易くなるようにセンサーの感度が上昇(抑制装置を解除)しており、素早く適応できるようになっている。

生物は、DNA自体を変化させるには膨大な年月がかかるため、進化の過程でDNAの働き方を調節する仕組みを作り出し、世代を超えて受け継ぐことで、外圧への適応速度を飛躍的に高めたのだ。
この仕組みは、外圧適応の手段としては、DNA変異よりも遥かに重要であったのではないだろうか。

◇記憶は遺伝するか2リンク
<福岡伸一の生命浮遊>より
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ある特別な匂い(この実験の場合はサクラの花びらのよい香り)がすると、しばらくして床にびりっと電流が流れる。こんな仕掛けでマウスを何度か訓練すると、すぐに2つの事象の関連性を学習して、マウスはサクラの香りがしただけで、電気ショックにそなえて身をすくめる動作をするようになる。これが条件づけである。
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植物は種子段階から同類を認識し他種との縄張り闘争を行っている

オオバコは、種子の段階でも近くにいる種子を識別して、発芽時機を変化させることが確認されました。(水溶性の化学物質の授受によって識別)

「他種の種子が近くに存在する状況」で、「親株が同じ種子が近くに存在する場合」に、親株が同じ種子同士で同期して発芽時期を早めるようです。
動物の異種間闘争(食う・食われる)とは少し異なりますが、競合となる他種に対して、同類で連携(≒集団形成)して栄養分の供給源である土壌の確保(縄張り闘争)を行っているといえます。

◇植物種子、情報統合が可能 - 弘前大など オオバコの発芽実験リンク
<マイナビニュース>より
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弘前大学農学生命科学部の山尾僚助教と、森林総合研究所の向井裕美研究員は、オオバコの種子が、近くに存在する種子を識別して発芽タイミングを変化させることを発見した。これは植物の種子が情報統合を可能とすることを示す初の報告だ。また遺伝子的に近い種子が存在する中で他種に遭遇した場合、発芽タイミングが同期することもわかった。

あらゆる生物は、生活の中でさまざまな選択に直面しており、複数の異なる情報を総合的に考慮して決定を下す必要がある。こういった情報統合は、情報処理システムを備えた成熟した個体を中心に検証されてきた。
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食料を原料にしたエタノールは、環境に優しくない

食料を原料としたいわゆるバイオエタノールが一時期もてはやされましたが、これは実は全然環境にはやさしくないようだ。

以下「academyhills」(リンク)より引用します。

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北野宏明: 環境問題というと、何か「自然に帰れ」みたいなイメージがあるんですよ。エコエコというと、何か自然というイメージがあるのですが、自然という意味でいくと、人間はある意味、不自然なわけですよね。つまり人間の存在そのものは、別に地球にとってはそんなに必要ではない。

北野宏明: 結構邪魔かもしれない(笑)。

竹内薫: 地球にとっては、別に人類がいるか、いないかということは、そんなに関係ないだろうし。

北野宏明: 関知する話ではないですね。彼は、彼というのは変ですけれど。
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